ブレーキフルードの確認方法

愛車のブレーキ作動に必須のブレーキ液をチェック

ブレーキフルードの役目は、ブレーキペダルの踏み込みに応じて、マスターシリンダー内のブレーキ液に圧力をかけ、液体に圧力をかけることで圧力は4つの車輪に均等に伝えるのです。

4つの車輪までブレーキ液を通して伝わった圧力はピストンを押し出し、実際に物理的装置を作動させてブレーキを効かせるのです。
基本的にこの原理は、トラックのエアブレーキ以外はどの車も同様で、ブレーキペダルを押す力は調整装置の利用により自動的に適度な圧力となるように調整されます。
ちなみに、一般的に公道を走る市販車は、サイドブレーキにはメカニカルな装置を使用することとされており、レバーやペダルを用いたワイヤー式が主流です。

ブレーキフルードのチェック

多くの乗用車は、エンジンルームの内部にブレーキ系統の油圧発生装置が設置されています。
エンジンルームのドライバー席側を覗けば、黒い円筒上の部品に付属しているシリンダーとブレーキ液を貯めるリザーバータンクが置かれているのが見つかるはずです。

このタンクの側面には、「MAX(最大)」と「MIN(最小)」というマークが付いていますので、この間にフルードの液面があるかチェックします。
ブレーキパッドの摩耗具合により、フルードはブレーキ側に移動しますので、MAXの位置にあった液面が、少し減少しても神経質に継ぎ足さなくてもかまいませんが、MINラインを切るのは厳禁で、あまりに減少していれば追加しましょう。
また、タンクの周辺部分のぬれたような跡の有無は確認が大事です。
ブレーキフルードの減少が顕著な場合は、漏れ出ている可能性も疑われます。

定期的に必要なブレーキフルードの交換

一般的な使用法のクルマであれば車検ごとに交換すればよいのですが、走行距離が多い場合は1年に一度は交換した方が良いでしょう。
理由は、フルードは吸湿性を持ち、使用に従い空気中の水分をフルード内に吸収します。

ブレーキ部分は高熱になりますので、ブレーキ液は高い沸点が求められますが、沸点100℃の水を吸収すれば大幅に沸点が低下します。
その状態ではフルード内に泡が混じる現象が起きブレーキペダルを踏んでも圧力が高まらずブレーキが効きません。
また、フルードが水分を含むとブレーキ関連の各部品の錆の原因ともなってしまいます。
そのため定期的な交換が必要になるのです。

クルマに最適なブレーキ液を選ぶ

幾つかの規格が存在しますが、「DOT」規格が広範に普及しています。
沸騰する温度によってグレードが区分され、カーショップで手軽に手に入るブレーキフルードでは、標準的なDOT-3、少し高性能なDOT-4あたりで十分であると思われます。
ブレーキ液のタンク部分等には、そのクルマメーカー指定のフルードのグレードが記載されていますので、同等以上であれば問題ありません。

車の冷却水における対応策

冷却水交換の理屈は単純だが近年の車は交換が手間

エンジンの冷却に使われるロング・ライフ・クーラントは、氷点下となる冬季でも使用可能な不凍液で、同時に防錆効果も有します。
ただし、この効果が維持できる期間は2年間で、長期間使用すれば様々な要因で徐々に劣化が進みますので、冷却水は2年おきに交換しなくてはいけません。
しかし、交換サイクルが長いので消耗品であることを忘れ、交換せずに長期間使用することになりがちです。

冷却経路が損傷すればエンジンが高温となりますので、エンジン本体周辺へのダメージを受ける前に、車検のタイミングで必ず交換するよう癖にすると良いでしょう。
なお、近年の新車には4年以上使えるロング・ライフ・クーラントが採用されつつありますので、この場合には2年ごとの交換は不要ですが、取扱い説明書を確認し、整備記録にも交換の事実を記載していくと良いでしょう。

この冷却水の交換の理屈は意外に簡単で、ラジエーターのネジとシリンダーブロックの側面のネジをゆるめて古い冷却水をすべて排出させます。
その後、すすぎを行って、新しい冷却水を注入すれば基本的には終了です。
しかし、手間がかかるのは、多くの車で各種機材が邪魔になってボルトに手が届きにくく、部材を外さないと完全に排出させにくいことです。
また、ロング・ライフ・クーラントは産業廃棄物にあたり回収対象であるため簡単に廃棄できないので、冷却水の交換は廃液処理を適切に実施してくれる整備工場に依頼するのが手軽です。

手作業での冷却水の交換手順

特に手間をいとわないケースや自分自身の手で愛車の手入れがしたい場合は次の手順で冷却水の交換にチャレンジしましょう。
1ラジエーター下部のドレンプラグを見つけて、外れてしまわない程度にプラグをゆるめて冷却水を排出さます。
出具合が悪い場合はラジエーター上部のキャップを外すと勢いよくでますので、完全に排出させましょう。

2ラジエーター下部のプラグを締めて、注入口の入り口まですすぎ用の水を注入します。
3.エンジンを始動し、すすぎ水を冷却経路内に循環させますが、冷却水はヒーター内にも流れる為、必ずヒーターを作動さることを忘れないようにします。
4.水でのすすぎを繰り返し、排出水が透明になったら、冷却水全体の量に対して適正な比率(冷却水容量が4Lで50パーセントの濃度と仮定すると2L)のクーラント液を注入し、キャップの入り口まで水を補てんします。

5.水の注入が終わればキャップを外したままエンジンを始動し、冷却系統から空気(アワ)が抜け切るまでアイドリングを続けます。
このエア抜きと呼ばれる作業が不十分な場合、オーバーヒートの原因になりますので注意しましょう。
エア抜き後に減った水を補てんしキャップを締めれば完了です。
6.予備に一定量の冷却水を貯めるリザーバータンクは、不純物が多く含まれているため、これが冷却経路内に入ると、冷却水を汚染するため冷却水取り換えに合わせて洗浄します。

スパークプラグの点検例と交換方法

エンジンからの取り外し

取り外すには、専用工具のレンチがいりますが、サイズによってレンチも異なるので、車種・年式を確認してサイズの合う工具を準備します。
最近の主流であるダイレクトイグニション式のプラグの点検方法を見てみましょう。

ボンネットを開け、エンジンの上部にあるプラグカバーを見つけて外します。
カバーを外すと、エンジン気筒数に応じたトップコイルが見えるはずですので、それをエンジンに取り付けているネジを外します。
エンジンにピッタリと貼りついているケースが多いですが必ず浮き上がります。
ただし、無理にこじるのは他の部品が破損しない程度にしましょう。

トップコイル本体が浮き上がれば、カプラ(電気コネクタ)を外し、トップコイルを引き抜きます。
使いやすいように長さを調整したレンチをプラグホールに入れてエンジン本体からプラグを取り外しますが、走行後は熱を持っていますのでやけどしないようにしましょう。

プラグの点検

プラグを取り出せたら最初に電極部分の減り具合や炭の付着の程度を点検します。
メーカーが指定する交換期限が近づいていたり、電極部分がすり減って角が取れていたり、厚く真っ黒く炭が付着していれば交換を行います。
電極の摩耗や炭素の付着の程度がそれほどひどくなければ、清掃の後再利用が可能です。

プラグを交換するケースでも、再利用するケースでも、プラグ性能の向上を目指してコパスリップ(銅グリス)を塗布して取り付けると有効です。
コパスリップはカーレースでは常識となっているほどの優秀な製品で、世界の名だたるレーシングチームで使用されています。
プラグ取付け部からの燃焼ガス漏れを防止したり、通電率を向上させたりすることで、エンジンの出力のロスをなくし、エンジンの最大限のパワーを引き出します。
プラグ交換のケースではそのまま、再利用のケースではパーツクリーナ等と呼ばれる洗浄液でキレイにプラグを清掃し、ネジ部分に残る汚れや油分はブラシで除去しましょう。

プラグを取り付ける際のポイント

コパスリップをプラグへ塗り終えたら、エンジン本体に装着しますが、手順は取り外しの逆手順です。
ポイントは、
1.ネジ山がキチンと突き当たるまで、正しく締まっているという感触を確かめながらまず指で締付けます。
ネジ山がまっすぐ噛み合わず斜めに入ったまま工具で締め付けるとエンジンを痛めるからです。

2.油断ができないのはカプラ(電気コネクタ)の取り付けで、爪がきちんとかかるまで取り付けていないと、走行中に接続が外れると急にエンストとなり、事故にもつながりかねません。
キチンと爪がかかれば「カチッ」と音がしますので、カプラの正しい設置状態を視覚と聴覚で確認しましょう。

タイヤ交換の時期の目安と見極め方

タイヤの交換時期を自分で判断

タイヤは重要なクルマのパーツで消耗品なのですが、愛車のタイヤの交換を適切な時期に行っている方は、意外に少ないと言われます。
あまり理解していないとガソリンスタンドで勧められるまま、あるいは、車検時にあわせて交換されていた、などと売り手側に誘導されて高い金額で、交換のタイミング前に取り換える羽目になりやすいです。
タイヤ交換のタイミングやタイヤに関する正しい認識を持ち、安全運転を心がけるドライバーを目指しましょう。

劣化したタイヤを使い続ける場合のリスク

古いタイヤを装着したままで走行を続けると、高速走行中等にバーストして大きな事故を招くリスクがあります。
また、表面のすり減った溝の無くなったタイヤはグリップ力がなくなっていますので、雨天のぬれた路面でスリップしやすかったり、経年劣化で表面のゴムが固くなれば、コーナーで横滑りをしたりするリスクもあります。
事故を起こさないように、適切な時期にタイヤ交換をする事は、人の命にも影響を与える可能性のあるクルマのドライバーの重要な責務なのです。

交換のタイミング

走行せずとも経年が原因の劣化が進む為、製造から5年程度が1つの目安と言われます。
ただし、走行地域、保管環境、走行方法によって大きな差がある為、最長で5年と捉えると良いでしょう。
製造日をチェックするにはタイヤの側面の径の内側に近い部分に刻まれている4桁数字で見ます。
例えば0118とあれば2018年の第1週目という意味であり、製造年と週を示します。

別途、タイヤがすり減り、溝が浅くなって1.6mmを切るとスリップサインが現れるよう設定されています。
新しいタイヤの溝の深さは約8mmあり、運転の仕方によりますが、溝が1mm摩耗するのはおおむね約5千kmの走行といわれます。
この考え方だと、一般的な走り方の場合、3万km走ると溝の深さは残り2mmとなり、スリップサインを確認する時期のサインになります。
具体的なあらわれ方はスポット的に溝の一部分がなくなり、そうなるとこのタイヤで走行すること自体が法律で禁じられています。
タイヤの側面のひび割れや傷もチェックが必要です。
タイヤの材料には劣化防止のために「ひび割れ劣化剤」という成分が使用されているのですが、経年・紫外線・洗剤など様々な影響で自然に抜けてしまい、バーストの主な原因です。

タイヤの寿命の伸ばし方

タイヤは装着された位置によってかかる負荷が異なるため、一定時期ごとに位置を変えるローテーションを行い、それぞれにかかる負荷を分散すると、4本が全体として摩耗状態が均一となり寿命が伸びます。
ローテーションを実施する期間は、おおむね走行距離約5千kmをめどとします。
走行方法面では、急ブレーキや急発進、高速のままでのカーブへの侵入は、タイヤの摩耗の主な原因です。

また、車庫入れや駐車の時等、クルマを静止させたままハンドルを切るとタイヤの縁が摩耗します。
少しでも車が前後に動く状態を保ってハンドルを切ると、タイヤの摩耗が減り、寿命が伸ばせます。

ワイパーの交換方法

ワイパーブレード、ラバーの交換

ワイパーの原料はゴムで出来ており、長期間使用により破れ、劣化する消耗品です。
使用頻度が少なくても、経年劣化で固くなり正常に水分を拭きとる性能が落ちてしまいます。
使用状況などにもよりますが1年に1度程度は交換が望ましいです。
近年はホームセンターにも安価で売っていますので、交換方法を覚えれば自分で2~3分もあれば、気軽に交換できますので挑戦してはどうでしょう。

ワイパーのパーツは、3つに大別でき、ワイパーアーム(モーターに繋がる駆動パーツ)、ブレード(ガラスに密着させるパーツ)、ラバー(ゴム製のガラスに接するパーツ)に分けられます。
交換のタイミングのポイントは水切れが悪いと感じ出したときです。
ワイパー作動させても筋が残ったり、水の拭き残しが気になりだしたりすれば交換を考えましょう。

このような状態になったときのワイパーラバーは、固くなっていたりゴムが摩耗して溝が出来たりするケースが多いです。
ラバー付きのブレードを取り替える場合はアームとつながる接点のボタンを押してブレードとラバーをそっくり丸ごと替えればよいので、ここでは、ラバーの取り換え方を解説します。

取り換えパーツの準備

カー用品店やホームセンターのワイパー売り場でクルマに合うサイズのパーツを揃えます。
様々なタイプのラバーやブレードが所狭しと並べられていますので、その中から愛車のサイズに合うパーツを選択して購入します。
サイズの合うパーツの購入に必要な情報は、車種名(トヨタ・プリウスなど)、年式、型式です。
不明な場合は「車検証」に記載されていますので、確認しておきましょう。
ワイパーの長さは多くの車種で、基本的に運転席側、助手席側、リヤウインドウで全てサイズが異なりますので注意しましょう。

ラバーの取り換え方法

ブレードを一旦外してラバーを取り替えるときも、そのままラバーのみを取り替えるときも手順はほぼ同様ですのでやりやすい方を選んでください。
ラバーにはストッパの穴が外れにくいように片側に設置されています。
見つけられたらその穴がある側を手前にして、ラバーを手前に引っ張り、ブレードから引き抜きます。

ラバーを引き抜いてみると、ラバーと細い金属棒2本に分割できますが、ラバーはゴムでフニャフニャしますので、金属棒が柱となって、ラバーに芯を与えるとともにラバーをつかみ、ブレードはこの金属を挟み込んでいる仕組みが分かります。
金属の棒は再度取付け時に使いますので、ついていた向きを覚えておきましょう。

続いて新しいラバーの溝に金属の棒を取り付け、ワイパーブレードへ取り付ければ終了です。
このとき、最後のストッパの部分は少々強めに押し込んでしっかりとストッパの穴に入っていることを確認します。

タイヤがパンクしたらどれくらい時間と費用がかかるの?

給料日前にパンクしてしまった、修繕費用などを教えて!

車に乗ろうと駐車場へ行ったら、右のうしろのタイヤのパンクを発見。
タイヤ専門店やカー用品店での修理も考えましたが、今回は、緊急にクルマで出かける要件もありませんし、他に点検してもらいたい箇所もあります。
そのため、ディーラーに持ち込んで対応してもらおうと考えています。
その場合、パンク修理の費用と時間はどの程度かかると見ておけばよいのでしょうか。

単なる修理にとどまらず交換が必要なケースも

クルマのパンクの場合、ケースにより修理では済まずタイヤ交換が必要になることもあります。
パンクは避けがたいトラブルで注意していてもどうしようもありません。
タイヤ専門店やクルマの整備工場等で修理することも可能ですが、他の点検箇所があれば合わせてディーラーで修理するのは良い選択でしょう。
ディーラーには整備工場も付設されており、クルマの点検整備は専門分野です。

パンク発見時の対応

釘などの異物が刺さって空気が抜けたことに気付いたときは、クルマに搭載されている応急処理キットで空気を補てんして、損傷が広範に広がる事を防ぎます。
その後、ゆっくりと低速で慎重に運転して、ディーラーにクルマを持ち込みます。
タイヤがペシャンコになるほど空気が漏れているときは、自走ではなくレッカー移動をしなくてはいけませんので、ディーラーに連絡し相談をしてアドバイスを受けましょう。
深夜等でディーラーに連絡不能なケースは、ロードサービスに依頼してクルマを移動させたのち、後日改めてディーラーに対応のアドバイスを受けます。

パンク修理にかかる料金の相場は?

一口にパンク修理と言っても、応急処置から、内面の修理など、様々な方法と種類があります。
ですので、修理の内容あるいはタイヤの幅や径等のサイズによって費用は様々です。
一般的な目安を示せば、応急処置の場合は、おおむね2千円程度、本格的な内面修理の場合は、例として径が16インチ程度の修理のケースを挙げれば、おおむね5千円程度が相場のようです。
なお、タイヤの交換の場合はまさにタイヤのサイズやグレードによって様々です。
実際にかかる費用については、事前にディーラーに確認して納得した上で持ち込みましょう。

パンクの修理に要する時間は?

タイヤのパンク修理に要する時間は、応急処置であれば1本あたり30分前後と考えておけば良いでしょう。
いかし、単に釘などの異物が刺さっているだけでなく、裂け目が出来るなどのタイヤの状態により、さらに時間を要するケースもあります。
ディーラーに持ち込んで修理して気になる箇所を合わせて点検してもらえれば、飲み物を飲みながらくつろいで過ごせますので苦になりません。
タイヤはクルマの重要パーツなのでチョットした調整ミスが事故に繋がるリスクを持ちます。
自力で安上がりに修理しようとせずに、安全を最優先に考え最も信頼できる業者に依頼することを考えましょう。